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Webサービス・アプリ系のクラウドファンディングのTips13選
公開
2024-12-11
文章量
約2793字
株式会社ヤードの代表で、Yardの開発者です。 データプロダクトの受託開発や技術顧問・アドバイザーもお受けしております。 #データ利活用 #DevOps #個人開発
はじめに
今回は、日本最大級のクラウドファンディングサービス・CAMPFIREで実施した「Yardの開発を支援するプロジェクト」で得られた知見を紹介します。
近年のクラウドファンディングは、実際のモノを作る系のプロジェクトが人気で、Webサービス・アプリの開発系のプロジェクトは、なかなか支援が集まりにくいように思います。
そこで、クラウドファンディング初挑戦の私が、「Webサービスの開発支援」のプロジェクトを進める上で工夫したポイントを「企画」、「入稿」、「運用」の観点で合計13個にまとめてみたいと思います。
今回のプロジェクト
Yardは、テック人材(アドバイザー)と企業(相談者)をマッチングするプラットフォームを目指しており、両者の集客が十分できることが成功要因になります。
そのため、今回のプロジェクトの主目的は、テック人材を中心に賛同者を集めることとしました。
ちなみに、サービスとしてそこまで大きな資金が必要なわけでもないので、目標金額は低めに設定しました。
企画
1) 書籍・ネット記事・YouTubeでの座学
企画時点で、私はクラウドファンディングの予備知識はほぼゼロで、支援も知人の応援で過去に数回やったことがあった程度でした。
クラウドファンディングの概要や特性について勉強しました。
おすすめの書籍・ネット記事・YouTubeは以下です。
書籍
他多数(Kindle Unlimitedで読めるものは片っ端から)
ネット記事
YouTube
2) 先行事例の調査
成功・失敗プロジェクトの事例の調査を行いました。
CAMPFIRE、Makuake、READYFORにおいてWebサービス・アプリの開発に関する事例を50こほど調査し、Googleスプレッドシートにまとめました。
そこから、成功・失敗の共通項を整理して取り入れてみました。
3) 有識者へのインタビュー
某クラウドファンディングサービスの運営に携わっていた方やクラウドファンディングのアンバサダーの方にアドバイスをもらったりもしました。
企画のポイントはもちろんですが、後述する入稿の原稿もレビューしてもらいました。
4) 体制の整備
今回は、数名のメンバーと一緒にプロジェクトを行いました。
メンバーに当事者意識を持ってもらう意味でもプロジェクトページに名前をクレジットしました。
自分以外には、以下のメンバーで進めました。
ディレクター
デザイン・動画制作
ライティング
入稿
5) 目標額の設定
過去のプロジェクトの事例を進めていくにあたって、Webサービス・アプリは支援額が集まりにくい傾向にあることが分かりました。
ガジェットなど物理的に手元に残るものに比べると、Webサービス・アプリの利用券などだと手元に残りにくいというのが大きいでしょう。
そのため、目標額は低めに設定し、達成後に第2・第3の目標を設定できるような白地を用意しました。
6) 動画を埋め込む
Kickstarterの調査によると、クラウドファンディングのページ内に動画を含めたプロジェクトの成功率は約50%、動画を含まないプロジェクトは約30%だそうです。
海外の事例であるためこのパターンがそのまま当てはまるかは、やや疑問でしたがやれることはやっておきたいと思い動画制作をしました。
たまたま動画制作が得意な知人がいたのでお願いしました。
動画は、30秒程度の短尺のもので、要点だけをシンプルにまとめるものにしました。
7) リターンの設計
「ジャムの法則」と「松竹梅の法則」を意識してリターンの設計をしました。
すなわち、
選択肢が多すぎると迷いやすい
安価なものから高価なものがあった場合、中間のものを選びやすい
を意識して、本命のリターンを1つ設定してから、その前後に安いものと高いものを1つずつ置くようにしました。
8) プロジェクトの期間
いくつかの書籍の中で、プロジェクトは1ヶ月以内にするべきというセオリーが紹介されていました。
プロジェクト期間が長すぎると、間延びしてしまい、運営者も出資者もだらけてしまうからだそうです。
実際に約1ヶ月に設定しましたが、最初と最後の1週間は緊張感がありましたが、その間は少しのんびりしてしまった感もあります。
運用
9) 初速を意識する
一般的に、出資額が大きく動くのは、プロジェクト公開直後と終了直前だそうです。
実際に今回のプロジェクトも、初日に目標額の78%、3日目で100%に到達しました。
有識者の話だと、初日に30%以下のプロジェクトはリカバリーすることが困難だそうです。
10) プレスリリース
PRTimesからリリースを出しました。
そのリリースを見た方から、いくつかお問い合わもいただき、さらなるメディアに掲載いただいたりもしました。
実際にMarkeZineのプレスリリースを見て支援してくださった方もいました。
11) 紹介記事
noteにもクラウドファンディングへの意気込みを記しました。
こちらの記事には、作りたいWebサービスの概要・機能というよりは、サービスに対する個人的な意気込みなどエモさ強調しました。
12) Xへの投稿
クラウドファンディングの期間中、なるべく1日1回進捗を投稿するようにしました。
期間中に投稿のネタが途切れないように、プレスリリースや紹介記事の内容を計画的に出すように工夫しました。
また、Xでプロジェクトに対する応援をしてくださった方も多数いたので、その投稿をリポスト・リプライするなどして盛り上げました。
13) メール配信
Yardにテストユーザーとして登録してくださっていた方が何人もいたので、その方達には別途メールで案内を送りました。
プロジェクト終了数時間前に出したメール経由で出資してくださった方もいたので、改めてリマインドの重要性を痛感しました。
さいごに
クラウドファンディング初心者の自分が、準備期間1ヶ月ほどでプロジェクトを行い目標額を達成できたのは、非常に良い経験になりました。
また、クラウドファンディングを通じてかけがえのない仲間ができたのも非常に嬉しいことでした。
こういった経験をより多くの方に味わってもらうキッカケにこの記事がなれれば良いと思いました。
このクラウドファンディングによって誕生したWebサービスが、この記事が書かれているYardです。
テック人材の知見が流通するサービスを目指しております!
興味ある方は、ぜひご登録ください!