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日本初のAI検索エンジン「felo.ai」の便利機能について
公開
2024-12-03
文章量
約1873字
SIerエンジニア出身のデータサイエンティスト、直近はLLM案件メインでやってます。副業でスポットコンサルなども受付けてますので、お気軽にご相談ください。 情報発信は、qiita(https://qiita.com/ymto)&個人(https://apl-py.com/)あたりで細々とやってます。
felo.aiとは
felo.aiは、日本のスタートアップSparticle社が開発したAI検索エンジンで、ユーザーの自然言語による質問に対して、関連情報を効率的に収集・整理して提供します。
主な特徴には、多言語対応、自動翻訳、マインドマップやプレゼン資料の自動生成機能があります。Feloは、情報の壁を越え、誰もが平等に最新情報にアクセスできることを目指しており、特に日本語ユーザーに最適化されたツールとのことです。
felo.aiに質問を投げる

試しに、「ITパスポート試験の攻略方法を500文字以内でまとめて」と聞いてみます。
以下のような回答がもらえました。

マインドマップを作成

↓ わずか5-10秒程度で以下のようなマインドマップが生成されます

プレゼンテーションの作成

プレゼンテーションはfelo.aiにユーザー登録してないと使えない仕様のようで、ここでgoogleアカウントでの登録などを求められます。事前登録済みであればそのまま使えます。
ここは流石に時間がかかりますが数分程度待てば以下のようにプレゼンテーション資料の構成を作成してくれますので、問題なければNextボタンをクリック。

プレゼンテーション資料のレイアウトがたくさんあるので、好みのものを選んでGenerate PPTをクリックする。

ガンガンとプレゼンテーション資料が出来上がっていきます。昔でいえばVBAマクロでこういう事した記憶がある。懐かしい。。

出来上がった資料はパワポやスライドと似た要領で修正可能です。

修正後、Downloadを押して、PPTファイル、imageファイル、PDFファイルの3つを選んで保存できます。
100%そのまま仕事で使う事はできませんが、PPTファイルにしておけばパワーポイント、スライド、keynoteなどで後ほど加筆修正できる点が超優秀です。
新規事業の企画書を作ったりするのも70%ぐらいはfeloに作ってもらって、残り30%ぐらいは人の手で修正する。という仕事の流れになりそうです。時代が変わった。
Notionへの接続

felo.aiの検索画面でNotionに接続をクリックする。初回はNotionへの接続をgoogleアカウントなどで求められますので、OKして進むと、以下のようにfelo.aiというページが自動で出来上がっており、接続したレポートが自動保存される。

保存したレポートにカーソルを持っていき、開くをクリックすると以下のようにwiki感覚でレポートが見れる。Sourcesのところで、AI検索時に参考した資料リンクも自動作成されています。

まとめ
今回は日本企業発のAI検索ツールであるfelo.aiの便利機能を紹介しました。
エンジニア界隈もそうでない業界も、外資の優れたサービスに駆逐されて、日本はデジタル赤字だーとか言われてますが、優れたものにお金を出すのは当然だよね。というのは仕方のないところ。
そういった時代に、このスピード感で生成AIを活用した検索エンジンを日本企業が出してきてくれたのはとてもありがたいことです。先行していたPerplexityやGenSparkなどの強力な外資競合に負けずに頑張って欲しいと思いますので、felo.aiぜひ使ってみてください!
特に、プレゼンテーション自動作成と、notion接続はかなり使い道ありそうなので、仕事に趣味にいろいろ活用できればと思います。
オマケ: felo.aiの競合サービス
felo.aiの競合サービスは、以下の3つがあります。
Perplexity: 自然言語処理技術を活用した対話型AI検索エンジンで、ユーザーの質問に基づいて関連情報を迅速に提供します。特に、情報の信頼性を重視し、出典元を明示する機能があります。
GenSpark: AI駆動のコンテンツキュレーションを提供する検索エンジンで、ユーザーが求める情報を効率的に収集し、整理することに特化しています。特に商業的バイアスを排除した公平な情報提供が特徴です。
ChatGPT Search: OpenAIが提供する検索機能で、ユーザーの質問に対してリアルタイムで情報を検索し、信頼できるソースへのリンクを含む回答を提供します。特に最新の情報取得に強みがあります。
いずれも普段使いから、仕事使いまで結構無料で触れますので、興味が出たら無料アカウントを作成して触ってみるのも良いかもしれません。felo.aiもそうですが、AI検索エンジンに慣れてしまうと、ググるには戻れなくなります。