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【要約・感想】スモールビジネス起業の教科書_Webサービス事業編
を読みました。
今後、Yardをグロースさせていく上で、参考になる知見が多かったので、軽い要約と感想をまとめようと思います。
本書は、前半の世界のスモールビジネスの事例を後半はそこから抽出した成功法則を紹介しています。
前半では、以下の5サービスの具体的な事例を紹介しています。
後半では、以下の5つの成功法則を紹介しています。
と、スモールビジネスに限らず、起業の科学などにも紹介されている一般的な事業開発のアプローチが多いのでコンセプト自体は新しくはないですが、ユニコーン企業などではなくスモールビジネスの事例が紹介されているので身近で参考にしやすいように整理されています。
特に資金力やコネクションがない事業立ち上げ期を想定してTipsを紹介しているため、同じフェーズの開発者にとって読みやすく実践しやすい内容になっています。
Yardは、ほぼ個人開発なので、事業を立ち上げる上での潤沢な資金やコネクションがあるわけではありません。
また、アドバイザーと相談者のマッチングビジネスであるため、双方の集客が不可欠です。
本書の中では、企業とインフルエンサーをマッチングさせるAluencerにおいて、最終的には双方の集客が必要なサービスであるが、初手としてインフルエンサーの集客に集中した事例が紹介されています。本来、このおようなマッチングサービスにおいては、企業を集めるためにはインフルエンサーを、インフルエンサーを集めるためには企業を集める必要があるためデッドロックが生じます。しかし、このような複雑に絡み合った問題を分解し、シンプルにすることが重要だと述べています。具体的には、インフルエンサーにとってAluencer上で掲載してもらうことが知名度UPのメリットがあるようサービス設計し、インフルエンサーが十分集まってから企業の集客をしたそうです。
ここに Yard を含むマッチングサービスのグロース戦略のヒントがあると興味深く読みました。
他にも「カラーバス効果」や「準備を完璧にして事業を作るなんて不可能」といったスタンス面のキーワードも印象に残るものでした。
個人的には、今の事業フェーズ的にとてもしっくりくる本だったのでオススメです!
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