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生成AIツール実演|バイブコーディングツール「YouWare」 イベントレポート
生成AIと“チャットだけでアプリが作れる”バイブコーディング——この二つのキーワードに惹かれて、今回のオンラインイベントにはエンジニアのみならず業務効率化を模索するビジネス層まで、幅広い参加者が集まりました。講師は RPACommunity 主催の あやや さん。YouTube ライブのチャット欄と Discord を駆使しながら、最新ツール YouWare の実力をリアルタイムで披露しました。
YouWare とは
YouWare は「専門知識ゼロでも、AIと対話しながらウェブアプリ・ゲームを公開できる」ことを掲げるバイブコーディングプラットフォームです。
チャット UI に作りたいアプリの要望を書くだけで、HTML/CSS/JavaScript を一気に生成
“ブースト” 機能でデザインとアニメーションを自動リファイン
MCP ツール連携 で外部 AI、YouTube、Google Maps などをワンクリック統合
生成されたコードはワンクリックで即ホスティング。公開 URL が即時発行
フリープランでも 500 クレジット が付与され、学習・試用がしやすい
アップデートの早さも魅力で、数日前に公開されたばかりの AI‑App 機能(内部で GPT‑4o / Gemini 2.5 などを呼び出す)もデモに組み込まれました。
イベントの進行
イントロダクション
参加属性アンケートでは「生成AI経験あり」が約9割。ただし「バイブコーディング未経験」が6割以上という結果に。
基本操作ウォークスルー
クリエイト画面の構成、画像アップロード、MCP パネルの意味を解説。
ライブコーディング①:ToDo リスト
テキスト入力・ローカルストレージ保存・完了チェック音・ドラッグ&ドロップ並べ替えまで約2分で生成。
生成完了後、その場でモバイルビュー確認とワンクリック公開。
ライブコーディング②:推しアイドルプロフィール自動生成
参加者のコメントからお題を採用。「質問に答えると画像とプロフィールを生成する」アプリを作成。
途中でモデル指定ミスによるエラー発生 → Fix エラー ボタンで自動修復。
ライブコーディング③:モフモフキャラクター錬成ゲーム(事前用意)
3つの素材を選ぶとキャラクター画像と設定文が生成され、SNS シェアまで一気通貫。
観客が実際にアクセスし、出来上がった“モフモフ”を X に投稿して盛り上がる。
実演で浮かび上がったポイント
1. プロンプトは“段階的に”
一度に要望を詰め込むより、ミニマム→確認→追加要件 のサイクルにした方が期待通りに仕上がることを実演が証明。修正依頼はチャットに追記するだけで済むため、PDCA が速いです。
2. AI‑App のモデル選択は明示が必須
画像生成には GPT_Image-1 または FluxAI-Studio しか使えない、といった制約を知らずに「Gemini 2.5 で画像を」と書いてエラーになった場面が象徴的でした。モデル名はプロンプトに記述するのが現在の流儀とのこと。
3. 公開範囲と Remix 設定
公開後のアプリには
リンクを知っている人だけ閲覧
パスコード付き公開
他ユーザーによる Remix 可否を設定可能。アイデアを守りながら実験したい人にも配慮されています。
4. クレジット消費の考え方
コード生成自体は小コスト。
AI‑App 呼び出し時のみ追加クレジット が発生。
フリープラン 500 クレジットで、画像生成アプリを十数回試せる感覚。
デイリーログインボーナスで少額チャージも可能。
参加者とのQ&A ダイジェスト
質問 | 回答の要旨 |
|---|---|
クレジット課金は税抜? | 現在は月額表示に税が含まれており、追加課税はなし。 |
社内ポータルのようなクローズド用途で使える? | パスコード公開と Remix 禁止を併用すれば一定のクローズド運用が可能。ただし機密情報の扱いには留意。 |
YouWare が Google 公式なの? | いいえ。独立した米国スタートアップ製。API 経由で Google 系モデルも呼び出せる。 |
Instagram や TikTok 連携予定は? | いまは未対応。要望が多ければ MCP プラグインとして追加検討中とのこと。 |
画像著作権の扱いは? | 生成は外部モデル依存。各モデルの利用規約に準拠(例:GPT Image は商用 OK)。 |
ビジネス活用アイデア
社内アンケート → 即時ダッシュボード化
Google Forms で CSV を取得し、YouWare にアップロード → ダッシュボードページを即公開。
簡易マニュアル自動生成ツール
指定した PDF / 画像を GPT‑4o に要約させ、ボタン一つで公開ページを生成。
AI FAQ ボット付き社外向け LP
ランディングページ+問い合わせチャットまで数分。コストは問い合わせ件数分のクレジットのみ。
プロトタイプ・コンテスト
社内ハッカソンで「30 分一本勝負」。完成品をパブリッシュして投票。
まとめ:手のひらサイズのプロトタイピング体験
—「作ってみる」が最短の学習路線—
YouWare は、“生成AIでコードを書く”段階をさらに一歩進め、「デプロイと共有までも AI に丸投げ」という新しい開発体験を提示しました。
思いつきをその場でアプリ化し、URL を即共有
修正→確認→再公開 がブラウザだけで完結
コミュニティギャラリー から着想を得て Remix する循環
実演を終えた参加者のタイムラインには「自分でも公開してみた」「仕事のアイデアが浮かんだ」という声が次々と投稿され、ツールが創造意欲を刺激したことがはっきり伝わってきました。
無料枠でも十分に“作る喜び”を味わえるのは今だけかもしれません。この記事を読み終えたら、ぜひブラウザを開いて YouWare の クリエイト ボタンを押してみてください。思い立ったその数分後には、あなたのオリジナルアプリが世界に公開されているはずです。
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