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Qiita Woman Summit supported by パナソニック コネクト イベントレポート
公開
2025-02-12
更新
2025-02-13
文章量
約2967字

Yard 編集部
Yardの編集部が、テック業界の最新トレンドや知見について発信します。
イベント概要
パナソニック コネクト株式会社の協力のもと、「技術を活用して社会貢献を実現する方法」について、女性エンジニアが自身の経験・知見を共有し、参加者に気づきや勇気を与えることを目的としたイベント。今回は以下のコミュニティも参加・協力し、IT技術の活用や女性エンジニアのキャリア、働き方に関心のある幅広い方々を対象に、オンラインで開催されました。
- Code Polaris
- 福岡 Tech Women Community
- TECH WOMAN KANSAI
- Women Techmakers Tokyo
性別問わず参加できるイベントでありながら、「女性エンジニアがもっと増えてほしい」「女性エンジニアのキャリアを応援したい」という想いを持った技術者たちが一挙に集まりました。
【基調講演】アクションファーストで広げる未来 ー 自分の価値を再定義し可能性を広げる ー(佐藤 祥子さん)
登壇者は技術広報・DevRelを推進してきた佐藤 祥子さん。「行動しなければ未来は広がらない」というメッセージのもと、大きな一歩より小さな一歩でいいから動こうと強調。ご自身の独立〜企業立ち上げ期に感じた「不安や恐れ」を乗り越えてきたエピソードや、「過剰な仕事量で心身のバランスを崩しかけたからこそ、立ち止まる勇気も必要」というリアルな体験談は、参加者の共感を呼びました。
- 前進しない者は交代している(ゲーテの言葉):ただし「周囲との速度比較ではなく、自分にとっての前進を意識する」との注釈が印象的。
- 行動は小さい一歩からでOK:勉強会でのLT、SNS発信などから挑戦し、継続によってキャリアを切り拓く。
- 立ち止まって「何が大切か」を再認識:行動する・学ぶ・発信することは大切だが、自分の健康や家族など、本当に守るべきものの優先度を見失わない。
【LT1】完璧じゃなくていい! 今日からはじめるアウトプットのススメ(高橋 あおいさん)
- アウトプットは、結局「自分の楽しさ」や「モチベーション」から始めるのがベスト
- 「やりたいこと」「好きなこと」を自分の得意な媒体で発信していくと、継続もしやすい。
- ちょっとした学びでもSNSやブログに書けば立派なアウトプットになる。
【LT2】“自分”を大切に、フラットに。キャリアチェンジしてからの1年3ヶ月で見えたもの。(宮崎 真衣さん)
- 異業種(美容部員)からITエンジニアに転身し、怒涛の勢いで勉強&アウトプットを続けた1年3ヶ月の振り返り。
- 周囲の期待やチャンスが増えると迷いも増えるが、自分の軸を大切に「ロールモデルは自分」にする大事さを再確認。
- フラットな視点で「やりたいこと」を追求し続ける姿勢がキャリアを開いていく。
【LT3】アウトプットでつながる世界、広がる自分の未来(平野 邦美さん)
- 15年以上継続してきたアウトプット(ブログ・LT・技術同人誌など)の恩恵を3つに凝縮。
- 仕事が早くなる(文章力や思考整理力がUP)
- レア人材として重宝される(少数派の「発信できるエンジニア」に)
- 仲間が増え助け合える(仕事・趣味問わずコミュニティが広がる)
- 「最初は誰でも緊張するけど、少しずつステップを上げていけば必ず慣れる」とエール。
【LT4】15年続けて感じた、アウトプットのメリット(wirohaさん)
- ブログやSNS投稿は「自己紹介」そのもの
- 失敗や不安感も正直に書き出すと、同じ課題をもつ仲間と繋がれるし、自分自身の立ち位置を客観視できる。
- アウトプットのハードルを下げるために「SNSで日常をポストするだけでも立派なアウトプット」だと強調。
【パネルディスカッション】地域・社会・キャリアをつなぐコミュニティの可能性
- モデレーター
- 佐藤 祥子さん
- パネリスト
- 道前 果歩さん(TECH WOMAN KANSAI主宰)
- 杉山 美鈴さん(福岡 Tech Women Community主宰 / AWS UG 佐賀ほか)
主なトピック
- コミュニティに出会ったきっかけ
- 「地方移住で知り合いがいなかった。友達づくりのために勉強会に参加したのが始まり」(杉山さん)
- 「フルリモート勤務で女性同士の情報交換が少なかった。なかったら作ろう!と思った」(道前さん)
- コミュニティによるメリット
- 仲間が増え、ロールモデルや新しいテクノロジーを知れる。
- 自分のやりたいことや強みを客観的に見つけられる。
- 「声を掛けやすい・掛けられやすい関係性」が生まれ、仕事や相談ごとの相手が増える。
- コミュニティ運営とキャリア
- 運営に携わると、プロジェクト管理や企画力など「エンジニアリング以外のスキル」も身につく。
- 一緒に運営しているメンバーから仕事依頼を受けるケースも多い(相手に人柄や強みを理解してもらいやすい)。
- アウトプット・コミュニティ活動と仕事の両立術
- 先にプライベートや家族との予定をカレンダーにブロックしておき、仕事をそこに嵌め込んでいく(杉山さん流)。
- 好きなこと/仕事との境界をあまり作らない(道前さん流)。
- 「活動が増えて忙しくなるほど、どれを優先させるか意識的に決める必要がある」とのリアルな体験談が共有された。
Key Takeaway
- 地方でもSNSやオンライン勉強会を活用すれば、コミュニティを作ったり参加したりすることは可能。
- 一歩踏み出せば、チャンス・学び・仲間との繋がりが指数関数的に増える!
- 「なければ作る」「自分の楽しいを軸に運営する」姿勢が、女性エンジニアの輪を広げる大きな原動力になる。
まとめ
Qiita Woman Summit supported by パナソニック コネクト は、女性エンジニアが技術とコミュニティの力で社会をより良くしていくヒントを共有する場として大成功。
「アウトプットしたら自己紹介になる」「仲間ができてキャリアが開ける」「女性エンジニアの存在を見える化することで後進を応援できる」など、コミュニティ参加と技術発信の相乗効果が存分に語られました。
- 行動・アウトプットの重要性:皆さんの体験談から、「最初は怖い」「緊張する」など当たり前だが、一歩踏み出せば想像以上にメリットが大きいと改めて実感。
- 女性エンジニア同士の連帯感:地域や職種を超え、共感・学び合いできる場が増えつつあり、「女性だから」ではなく「女性エンジニア同士で視野が広がる」ことが再確認。
- SNS・ブログ・コミュニティ運営:ツールや方法はいろいろあるが、続けることで自分の可能性が広がり、人にも認識してもらえる。その先に新しいチャンスやキャリアアップが生まれる。
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