📔
2025-01-16
約2340字
プロダクトマネージャー(PdM)の仕事は多岐にわたり、技術的な知識だけでなく、チームとの連携、プロダクトのビジョン策定、そしてユーザー視点を理解するスキルが求められます。特に新卒2年目くらいの若手PdMの方々は、以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか?
こうした課題に直面するPdMが一歩ずつスキルを伸ばすための手助けになるのが「本」です。そこでこの記事では、プロダクトマネジメントを深く理解するのに役立つ書籍から、周辺知識を固めるための書籍まで、厳選した5冊をご紹介します。
単に難解な理論を学ぶだけでなく、実際の現場で役立つヒントや具体例が満載の本ばかりです。読むことでプロダクトに対する視野が広がり、明日からの仕事に取り入れられるアイデアが見つかるはずです。
それでは早速、おすすめの書籍を見ていきましょう!
プロダクトマネジメントは、現代の組織で重要な役割を果たす仕事です。
本書『プロダクトマネージャーのしごと』は、プロダクトマネージャーに求められるスキルやマインドセット、日々の業務を網羅的に解説しています。
コミュニケーション力や組織力、リサーチ、実行の4つのスキルを中心に、部門間の連携やステークホルダーとの協力、優先順位づけ、明確な目標設定とロードマップ作成など、実務で役立つ具体的な方法を学べます。
また、悪いプロダクトマネージャーの特徴にも触れ、注意すべき点を明示。本書は、プロダクトマネージャーとしての成長を支える必携の一冊です。
『プロダクトマネジメントの教科書』は、プロダクトマネージャー(PdM)としての基本から応用までを網羅した一冊です。
本書では、計画・実行・マーケティング戦略の立案といったPdMの業務を体系的に解説。
実例やケーススタディが豊富で、日々の課題解決に役立つ具体的な知識が詰まっています。
さらに、プロダクト戦略やユーザーインタビューのプロセスを含む実務的な内容も充実しており、初心者から経験者まで多くの学びを得られます。
また、世界的なIT企業で活躍するリーダーたちのインタビュー「プロダクト・リーダーQ&A」では、キャリアの選択肢や成功例を知ることができます。
PdMを目指す方やキャリアを模索中の方にもおすすめの一冊です。
『リーン・スタートアップ』は、不確実な状況下で新しい製品やサービスを効率的に開発するための手法を解説した一冊です。
本書では、顧客の声を反映した最小限の製品(MVP)を素早く構築し、「構築―計測―学習」のフィードバックループを繰り返すことで、価値のある製品を生み出す方法を提案します。
著者は、綿密な計画よりも柔軟な方向転換(ピボット)を重視し、失敗を無駄にしないアプローチを推奨。不確実な時代における起業や新規事業開発で活躍するプロダクトマネージャーにとって、必読の一冊です。
『イシューからはじめよ』は、知的生産の現場で成果を上げるための本質的な思考法を学べる一冊です。
著者は、価値ある仕事は「イシュー」(今この局面で決着をつけるべき根本的な問題)を明確にすることから始まると主張。
本書では、重要な課題の見極め方や解決方法を解説し、限られた時間で最大の成果を出すためのアプローチを紹介します。具体的には、「仮説ドリブン」「アウトプットドリブン」などの手法や、生産性の高い人々の共通点に触れ、無駄な努力を省く方法論を提供。
改訂版では新たなコラムや事例も加わり、仕事や研究、商品開発など幅広い分野で役立つ知見を得られます。
価値ある未来を創り出したい人の必携書です。
『プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』は、アウトプット(成果物)ではなくアウトカム(成果)に焦点を当て、顧客に本当に価値を届けるプロダクト開発の方法論を解説した一冊です。
本書では、スケジュールや機能重視の開発が招く「ビルドトラップ」の兆候と対策を示し、顧客の課題解決にフォーカスする重要性を説いています。
また、BtoBとBtoCのプロダクトマネジメントに共通する原則や、プロダクト主導の文化を支える組織作りについても深く掘り下げています。
特に、戦略的な意思決定やプロダクト開発のプロセスを具体的に学びたいPdMやチームに必携の一冊です。
プロダクトマネージャーとして成長するためには、幅広いスキルや知識が求められます。
今回ご紹介した5冊は、現場で役立つ実践的なアプローチや、プロダクトマネジメントの本質を深く理解するための洞察を提供してくれます。
それぞれ異なる視点からPdMとしての課題や解決策を学べるため、自分の状況や興味に合わせて手に取ってみてください。
これらの書籍を通じて得た知識が、あなたのキャリアやプロダクトをより良い方向へ導く手助けとなることを願っています。
まずは一冊、気になる本から始めてみましょう!
©︎ 2025 - Yard