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未経験ITエンジニアが読むべき技術書5選
2025-01-10
約3106字
プログラミングを始めたばかりの頃や、未経験としてIT業界に飛び込んだ最初の数年は、学ぶことがたくさんありますよね。日々の業務でコードを書いたり、フレームワークを触ったりしている中で、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
これらの悩みを解決するためのヒントが「技術書」に詰まっています。技術書は、基本的なプログラミング知識からチーム開発のノウハウ、さらにはWebエンジニアとしてのキャリアを伸ばすための視点を提供してくれる宝箱のようなものです。
特にWebエンジニア向けの書籍や、効率的な開発手法に関する本を読むことで、現場で使えるスキルがグッと深まります。業務だけでは得られない知識を補完し、「理解している」から「応用できる」にステップアップするための重要なツールになるでしょう。
この記事では、新卒から2年目くらいまでの若手や未経験のWebエンジニアが読むべき技術書を厳選して5冊ご紹介します。これらの本を読むことで、コードを書く力だけでなく、効率的な開発手法やチームで成果を出すためのノウハウも身につけられます。まずは、どんな本があるのか一緒に見ていきましょう!
以下では、Webエンジニアにおすすめの技術書を5冊ご紹介します。それぞれ、基礎から実務に直結する知識が得られる内容となっており、スキルアップに役立つこと間違いなしです!気になる本があれば、ぜひリンクからチェックしてください。
「図解まるわかり プログラミングのしくみ」は、プログラミング初心者からステップアップを目指す人まで幅広く活用できる一冊です。本書は、プログラミングに共通する基礎知識や仕組みを、解説とイラストをセットにしてわかりやすく解説しています。どの言語にも応用できる内容で、開発効率を高めるヒントが満載です。
各テーマは見開きで完結しており、順を追って読んで体系的に学ぶことも、気になるキーワードを拾い読みすることも可能です。プログラミングの基礎や各言語の特徴、設計やテストの知識からWeb技術やセキュリティまで網羅されており、初心者がつまずきがちな用語の理解もサポートします。
プログラミングの全体像を把握し、開発の「しくみ」を知りたい人に最適な一冊です。
「Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本」は、Webアプリケーションやフロントエンドのエンジニア向けに、実践的なインフラ知識をわかりやすく解説した一冊です。Webサービスの高速化やボトルネックの特定、クラウドでのインフラ構築など、業務に直結する内容を網羅しています。
本書は、インフラ技術の基礎(データの流れやサーバ構成のベストプラクティス)から、システム監視や障害対応の手法、ボトルネックの発見とチューニングの具体例まで、幅広いトピックをカバーしています。特に、負荷分散の仕組みや必要キャパシティの計算方法、監視ツールの活用など、実務に即した知識が充実しています。
インフラエンジニアとの連携を円滑にし、パフォーマンスを意識したアプリケーションを構築するスキルを身につけたいエンジニアに最適な一冊です。
「リーダブルコード」は、エンジニアが書くべき「読みやすいコード」について具体的に学べる一冊です。ただ動くコードではなく、他の開発メンバーや将来の作業者が一目で理解できるコードを作成する方法を解説しています。名前の付け方、コメントの書き方、変数やループの設計、さらにはコードの再構成やテストの書き方まで、実践的な手法を幅広く網羅しています。
「美しいコードを見ると感動する」という本書の序文の言葉通り、読みやすいコードを書くことの重要性を説き、それを実現するための具体例とロジックが丁寧に紹介されています。解説にはイラストも活用されており、経験が浅いエンジニアでも楽しく学べます。読みやすいコードを目指すすべてのエンジニアにおすすめの一冊です。
「アジャイルサムライ」は、動くソフトウェアを素早く開発するための「アジャイルソフトウェア開発手法」を分かりやすく学べる一冊です。アジャイル開発の基本理念から、実際のプロジェクトでどのように導入し、運用するかを豊富な図解と親しみやすい言葉で解説しています。
著者が現場で培った具体的なノウハウをまとめており、初めてアジャイル開発を導入する人はもちろん、既に取り組んでいる組織にも役立つ「現場のマニュアル」として活用できます。現実的な事例や実践的なヒントが満載で、アジャイルの本質を掴むだけでなく、プロジェクトを成功へ導くための具体的な手法が得られる一冊です。
アジャイルを導入し、開発現場を変えたい全てのエンジニアやマネージャーにおすすめです。
「カイゼン・ジャーニー」は、日本の現場に寄り添ったアジャイル開発の実践書です。ストーリーを通じて、業務改善やチームマネジメントの考え方と具体的なプラクティスを学べます。主人公・江島が問題だらけのプロジェクトをカイゼンする過程は、日本の現場を前提としているので、読者自身の現場にも応用しやすい内容です。
本書では、タスクボードやふりかえり、カンバン、ユーザーストーリーマッピングなど、実践的な手法が丁寧に紹介されています。1人で始められる改善から、チーム全体を巻き込む改革まで、具体例と共に解説されており、アジャイル初心者から経験者まで幅広く役立ちます。
江島が「越境する開発」にたどり着くまでのストーリーは、単なるノウハウだけでなく、現場改善へのモチベーションを高めてくれる一冊です。読者にとって、新たな問いや発見をもたらす貴重なガイドブックと言えるでしょう。
技術書は、新卒から数年のエンジニアにとって、基礎を固め、次のステップへ進むための最良のガイドです。特にWebエンジニアとして成長を目指す中で、効率的な開発手法やフレームワークの知識、チームでのコミュニケーションスキルを学ぶことは欠かせません。
今回ご紹介した5冊は、それぞれの課題に対して具体的な解決策を提供してくれるものばかりです。これらの本を読むことで得られるのは単なる知識ではなく、「問題解決力」や「成長のための視点」です。
最後に、技術書を読む際には以下のポイントを意識してみてください:
技術書との出会いが、あなたのキャリアを大きく前進させるきっかけとなることを願っています。ぜひ本記事を参考にして、スキルアップの旅を始めてください!
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